製品概要
本製品はフロントディスプレイの仕様変更がございます。
詳しくは、ニュースリリースページをご覧ください。
製品バリエーション | JANコード | 商品ジャンル | 希望小売価格(税込) | 発売時期 |
M1 Special Edition mk2 | 4562314012361 | ネットワークオーディオ機能搭載USB DAC | 2,178,000 円 | 2017年6月30日 |
M1 Special Edition mk2(M1SE mk2)は国内外で数多くのアワードを獲得したM1 Special Editionにネットワークオーディオプレーヤー機能を追加したネットワークオーディオ機能付USB DACの最新モデルです。
M1SE mk2デジタル・アナログ・コンバーターは左右で完全に独立した基板を採用し、DAC基板部・DDSクロック部・アナログ出力回路部にたいしてそれぞれ左右独立に電力供給する専用電源部を有する徹底したデュアル・モノラル設計が特長のD/Aコンバーターです。DACチップにアナログ・デバイセス社製AD1955を採用し、モノラル・モードで動作させることで広大なダイナミックレンジを実現するほか、Bricasti Designがプロオーディオ分野で培った自社開発のデジタルフィルター技術を搭載しています。
デュアル・モノラル設計は仮想的には左右のクロストークを全く存在しないものとするだけでなく、各チャンネルに必要な電力を必要充分に供給し、デジタルプロセッシングからアナログ出力までのノイズ・アイソレーションを徹底するという設計思想に基づくものです。加えて、Point-to-Point配線(最適・最短を徹底する配線方法)や、最適化された製造プロセス、信号品質を悪化させる原因となるコネクターによる接続を省略することによるシグナル・フローの改善により、ノイズ・リップルの徹底的な排除にも成功しています。
さらに、アルミニウム合金を切削した筐体は、クロックジッターを抑制するために必要不可欠な、振動に対する強さと高い温度安定性、良好な放熱性能を兼ね備えます。また、米国Stillpoints社の協力を得て入念な調整を重ねて開発した新フット部を備え、高い剛性を誇る筐体との相互作用によって振動からのアイソレーションを徹底し、より透明感のある音像・音場表現を実現しています。
カタログ
製品の特長
- DACチップにはアナログ・デバイセス社製AD1955を採用し、モノラル・モードで動作させることで広大なダイナミックレンジを実現
- 384kHz / 24 bit までのPCMデータおよびDSD256(11.2MHz)までのDSDデータの再生に対応(USB入力時)【2021年4月以前にご購入いただいたお客様はアップデートが必要です】
- 384kHz / 24 bit までのPCMデータおよびDSD128(5.6MHz)までのDSDデータの再生に対応(LAN入力時)【2017年12月以前にご購入いただいたお客様はアップデートが必要です】
- 最新世代のアシンクロナスUSB基板搭載
- ネットワークオーディオプレーヤー機能搭載
- 電源部含め左右独立した徹底的なデュアル・モノラルDAC設計
- DAC基板には高周波用低損失素材として定評のあるARLON社製のガラス/セラミック含有熱硬化性樹脂「Arlon 25N」を採用
- プロ機開発で培ったノウハウを投入し高い評価を獲得している自社開発のデジタルフィルター(ポストフィルター)処理による、最小位相フィルターおよびリニアフェーズ・フィルターを搭載
- 各チャンネルで独立したFemto Clockを配置し、DDS(ダイレクト・デジタル・シンセシス/デジタル直接合成発振器)を採用した超低ジッター設計
- 米国Stillpoints社との共同開発による新設計フット部
- システムボード部・左右DAC部にそれぞれ独立して電力を供給する強力な3系統電源部とPoint-to-Point配線の徹底
製品の詳細
徹底したデュアル・モノラル・コンストラクションDAC
M1SE mk2は左右で完全に独立した基板を採用し、DAC基板部・DDSクロック部・アナログ出力回路部にたいしてそれぞれ左右独立に電力供給する専用電源部を有する徹底したデュアル・モノラル設計が特長のD/Aコンバーターです。さらにDACチップもモノラル・モードで動作させ、D/A変換基板は左右対称設計を採用しています。
DACチップにアナログ・デバイセズ社製DACチップ「AD1955」を使用
M1SE mk2はマルチビットΔΣ方式のDACチップAD1955を採用しています。今日のDACチップはマルチビットΔΣ方式を採用していますが、AD1955は史上稀にみる電流振幅を持つ電流出力型DACチップです。AD1955は低いゲインのI/Vで出力が取れるため、適切な回路設計をすればTHD、ダイナミックレンジ共に近年リリースされたDACチップと比べても優秀な出力が得られます。
DDSを駆使したリクロッキングシステムを搭載する超低ジッター回路
高品位なデジタルオーディオ再生システムにとって、ジッターを抑制することは至上命題です。Bricasti Designは、ASRCを使ったジッター抑制手法やPLLを使った既存のクロック同期回路の問題点を克服するため、新しいアプローチでのジッターの抑制に挑戦しました。
ステレオ用に使うこともできるAD1955ですが、M1SE mk2はAD1955をモノラル・モードにしてチャンネルごとに独立動作させるだけでなく、超低ジッターの水晶発振器「Femto Clock」をチャンネルごとに配置し、これにDDS(ダイレクト・デジタル・シンセシス/デジタル直接合成発振器)を経由して究極の低ジッター環境を実現しています。左右チャンネルのクロック同期はデジタル処理基板上に配置されたSHARCのDSPにより制御しています。
デジタル入力部から送られてきた信号のクロックを判別し、M1SE mk2内部でリクロッキング処理を行うことで、上流側のクロックジッターの影響を受けない仕組みとなっています。これにより、アナログ出力信号での計測において6ピコ秒という低いジッター値を達成しました(当然ですが、クロック回路上のジッター値はより低いものになります)。
高精度I/V変換回路およびディスクリート設計のシングルエンド出力・バランス出力を搭載
DACがアナログ信号を出力する際に音質に決定的な影響を及ぼすとされているのが、DACチップ直後のI/V変換回路です。Bricasti Designは、M1SE mk2専用に開発した高精度I/V変換回路を搭載しています。Bricasti Designは最適な回路設計とパーツの吟味に実に3年の歳月を費やしました。
また、シングルエンド出力およびバランス出力は完全に同じ特性を持つよう設計されています。各出力はそれぞれ独立したバッファーが搭載され、バランス出力はディスクリート設計の出力バッファーが、アンバランス出力は専用設計のバッファーを擁します。そのため、同時に2系統出力することが可能です。
ネットワークオーディオプレーヤー機能搭載
M1SE mk2の新たな機能として、ネットワーク・インターフェース機能とメディア・レンダラー機能が追加されました。これにより、M1SE mk2はネットワーク上のDLNA互換オーディオデバイスとして認識させることができます。M1SE mk2のネットワーク・インターフェースは24bit/384kHzまでのPCMデータおよびDSD128のDSDデータの再生に対応しています(※ 2017年11月以前にご購入いただいたお客様はアップデートが必要です)。M1SE mk2に伝送されてきた全てのデータは内部で適切に処理されるため、ネットワーク上のどこのサーバーを選んでも、品質を損なうことなく再生が可能です。
DSP設計技術を駆使したデジタルフィルター
AD1955はDSDデータをマルチビットΔΣ信号に正確に変調してからアナログ信号に変換する機能を持っていますが、DACチップに搭載されているデジタルフィルターには設計上の制約があるのも事実です。
そこで、Bricasti DesignではDACチップ搭載のフィルターは使用せず、PCM用に独自に開発したリコンストラクション・アンチ・エイリアス・フィルター(デジタルフィルター)を搭載するほか、DSD信号の変換に際しても、SHARC DSPチップを用いた独自開発のポストフィルターによるリコンストラクション処理を行います。これにより、AD1955をモジュレーション処理のみに専念させることで、Bricasti Designの理想とする高品位なデジタル再生を可能としました。
PCM用フィルターについて
デジタルフィルターは9種類の異なるリニアフェーズ・オーバーサンプリング・フィルターおよび6種類のミニマムフェーズ・オーバーサンプリング・フィルターを搭載しています。ロータリー・エンコーダーによりスムーズかつ高速なフィルターの変更を容易なものとしています。これらのPCM用フィルターには8倍のΔΣ方式オーバーサンプリング・フィルターを使用しています。
メーカー推奨のデジタルフィルターのポジションは「Min 0」です。Min 0フィルターは低いリップルノイズと最も高い抑止量、最も広い帯域を実現し、44.1kHzのPCMデータ再生においてはブリック・ウォール・フィルターとして動作します。リニアフェーズ・フィルターの「Linear 0」はMin 0と似た特性を持つフィルターでMin 0と切り替えることでミニマムフェーズとリニアフェーズの処理の違いを聴くのに適しています。
デジタルフィルターの詳細
0番から5番までのフィルターはリニアフェーズ・フィルターとミニマムフェーズ・フィルターを正しく表記したものです。この6つのミニマムフェーズ・フィルターは同じ番号のリニアフェーズ・フィルターと同じ周波数特性を持っており、フィルターの特徴を理解するのが容易になっています。たとえば、2番のリニアフェーズ・フィルターは2番のミニマムフェーズ・フィルターと同じ周波数特性ですが、フィルターの構造が異なる故に異なる結果(音質)になります。6番から8番までのフィルターは、リニアフェーズ・フィルターのみで利用可能です。
これらのフィルターについて簡潔かつ一般的な説明をするならば、以下のリストのような説明になります。M1のフロントパネルでの表示はMinimum0、Linear0のようになります。
- Filter 0:20kHzまでのバンド幅を持ち、ナイキスト周波数までに効果的に信号を減衰させます。低いリップル量と信号の減衰量が多いことが特長です。
- Filter 1:低い遅延とナイキスト周波数までの信号成分の効果的な減衰が特長です。
- Filter 2:1番のフィルターに似ていますが、19.5kHzからなだらかに信号が減衰します。
- Filter 3:1番のフィルターに似ていますが、19kHzからなだらかに信号が減衰します。
- Filter 4:1番のフィルターに似ていますが、18.5kHzからなだらかに信号が減衰します。
- Filter 5:1番のフィルターに似ていますが、18kHzからなだらかに信号が減衰します。
- Filter 6:ハーフバンドフィルターと呼ばれる種類のフィルターで、ナイキスト周波数で6dBの抑止量を持ちます。
- Filter 7:0番のフィルターに似ていますが、19kHzから始まるわずかになだらかな減衰特性をもっています。
- Filter 8:最も急峻な減衰特性、最も広いバンド幅でありながら少ないリップル量と高いノイズ抑止量を持っています。
48kHz信号入力時のフィルター特性
48khz | 通過帯域 | 阻止帯域 | 通過帯域リップル | 阻止帯域抑止量 | 遅延 |
Filter 0 | 20kHz | 24kHz | 0.001dB | 111dB | 0.73ms |
Filter 1 | 20kHz | 24kHz | 0.005dB | 102dB | 0.63ms |
Filter 2 | 19.5kHz | 24kHz | 0.004dB | 103dB | 0.56ms |
Filter 3 | 19kHz | 24kHz | 0.005dB | 102dB | 0.51ms |
Filter 4 | 18.5kHz | 24kHz | 0.003dB | 106db | 0.50ms |
Filter 5 | 18kHz | 24kHz | 0.001dB | 114dB | 0.50ms |
Filter 6 | 21.8kHz | 26.3kHz | 0.0002dB | 110db | 0.72ms |
Filter 7 | 20kHz | 24kHz | 0.001dB | 110dB | 0.7ms |
Filter 8 | 20kHz | 24kHz | 0.001dB | 110dB | 0.7ms |
44.1kHz信号入力時のフィルター特性
44.1khz | 通過帯域 | 阻止帯域 | 通過帯域リップル | 阻止帯域抑止量 | 遅延 |
Filter 0 | 20kHz | 22.05kHz | 0.001dB | 110dB | 1.43ms |
Filter 1 | 20kHz | 22.05kHz | 0.161dB | 71dB | 0.72ms |
Filter 2 | 19.5kHz | 22.05kHz | 0.046dB | 82dB | 0.72ms |
Filter 3 | 19kHz | 22.05kHz | 0.014dB | 92dB | 0.72ms |
Filter 4 | 18.5kHz | 22.05kHz | 0.005dB | 102db | 0.72ms |
Filter 5 | 18kHz | 22.05kHz | 0.001dB | 112dB | 0.72ms |
Filter 6 | 20kHz | 24kHz | 0.0002dB | 111db | 0.78ms |
Filter 7 | 19kHz | 22kHz | 0.001dB | 110dB | 1ms |
Filter 8 | 20kHz | 22kHz | 0.001dB | 110dB | 1.5ms |
DSD専用フィルターについて
「filter 0」はポストフィルター(≒ローパス・フィルター)を経由しないもので、高域ノイズを全て通過させるものです。これは初期のSACDプレーヤーなどポストフィルターを持たない製品と同様のものになります。SACD黎明期のいくつかの製品では、ポストフィルターの有無を選択することができるようになっていました。
ポストフィルターが必要か否かについては議論があり、フィルターを通過させることで得られるもの・失われるものがあることについての議論は未だに続いています。「Filter 1」は32kHzから(パスバンド)減衰が始まり、64kHzまでで(ストップバンド)なだらかに減衰する緩やかな中間的特性を持つフィルターです。他方、「Filter 2」は28kHzから減衰が始まり、48kHzまでで完全に減衰する良好な遮断特性を持ったポストフィルターで、技術的な観点では最も優れたフィルターです。
プロオーディオで培われた高品質設計
Bricasti Designはプロフェッショナル・オーディオ製品を製造販売する企業として誕生しましたが、そのオリジンがハイエンドオーディオにあることに疑いはありません。筐体を構成する全てのパーツ、すなわちフロントパネル、リアパネル、サイドパネル、トップパネル、ボトムパネルだけでなく、ボタンのキャップ部やノブ、リモコンに至るまでソリッド・アルミニウム・ブロックからの削り出しにより制作されています。CNC切削加工機はBricasti Designが所有するもので、これによって複雑かつ難易度の高い加工も自在に行うことを可能にしています。
M1SE mk2のブラックアルマイト仕上げのアルミニウム合金、グレーのトップパネル部、セレクター部の造形はマドリガル・ラボ時代のマーク・レビンソンを彷彿とさせるものです。アルミニウム合金を切削した筐体は、クロックジッターを抑制するために必要不可欠な、振動に対する強さと高い温度安定性、そして良好な放熱性能を兼ね備えたものになっています。
高周波基板用の低損失樹脂を採用したDAC基板部
DAC回路基板には高周波領域の低損失基板用素材として定評のあるARLON社製のガラス・セラミック含有熱硬化性樹脂Arlon 25Nを採用しています。こうした高品位なプリント基板は、Bricasti Designの自社工場にて製造されています。
USBノイズ・アイソレーション回路
USB回路部は他の回路と電気的にアイソレートされており、コンピューターの電源由来のノイズがM1SE mk2の電源部を汚染しないよう細心の注意が払われています。Bricasti Designはコンピューターのスイッチング電源がUSBオーディオのパフォーマンスに影響すると考えており、完璧を期す場合には、コンピューターをバッテリー駆動するよう推奨しています。
M1 Special Edition アップグレードサービスのご案内
国内正規輸入品のM1 Special Editionのオーナー様向けに、M1 Special Edition mk2相当品にアップグレードするサービスを実施いたします。
- 費用(部品代、アップグレード作業費込):150000円(税別)
- 保証期間が「アップグレード作業完了時から2年間」に変更になります
- アップグレードのお申込みは直接弊社までお問い合わせください
製品の仕様
特性
デジタル入力 | |
入力端子 | XLR: AES/EBU 24 bit( シングルワイヤー接続)
BNC: S/PDIF RCA: S/PDIF Optical: Toslink 44.1- 96kHz USB: USB 2.0 LAN: UPnP |
サンプリング周波数( AES, SPDIF, AUX ) | 44.1 kHz – 192kHz |
サンプリング周波数( USB) | 44.1 kHz – 384kHz, DSD 2.8MHz, 5.6MHz, 11.2MHz (DoP) |
サンプリング周波数( LAN) | 44.1 kHz – 384kHz, DSD 2.8MHz, 5.6MHz |
ジッター | 8 ピコ秒 @ 48kHz / 6ピコ秒 @ 96kHz |
バランスアナログ出力 | |
出力端子 | XLRバランス (2番 hot) |
インピーダンス | 40Ω |
出力レベル | +8 dbm to +22 dbm |
D/A変換 | 24 bit デルタシグマ変調 8倍オーバーサンプリング |
周波数特性(44.1kHz入力時) | 10 Hz – 20 kHz +0/-.2 dB |
ダイナミックレンジ | 120dB以上( A-Weighted) |
THD+N (1kHz) | 0.0006% (フルスケール) /0.0004% (-30dBFS) |
アンバランスアナログ出力 | |
出力端子 | RCA |
インピーダンス | 40Ω |
出力レベル | +8 dbm to +22 dbm |
D/A変換 | 24 bit デルタシグマ変調 8倍オーバーサンプリング |
周波数特性(44.1kHz入力時) | 10 Hz – 20 kHz +0/-.2 dB |
ダイナミックレンジ | 120dB以上( A-Weighted) |
THD+N (1kHz) | 0.0006% (フルスケール) /0.0004% (-30dBFS) |
一般諸元
規制 | |
EMC規制に関する適合 | EN 55103-1 and EN 55103-2
FCC part 15, Class B |
RoHS規制に関する適合 | EU RoHS Directive 2002/95/EC |
安全規格に関する適合 | IEC 60065, EN 55103-2 |
環境 | |
動作温度 | 0 ~ 40 ℃ |
保管温度 | -30 ~ 70 ℃ |
一般 | |
仕上げ | アルマイト処理アルミニウム |
外形寸法 | 432 x 305 x 64 mm |
重量 | 5.45 kg |
梱包重量 | 6.8 kg |
梱包寸法 | 559 x 432 x 178 mm |
電源電圧 | 100, 120, 220, 240 VAC, 50 Hz – 60 Hz (工場にて設定) |
ACインレットヒューズ | T1A 250V スロー・ブロー |
トリガー出力 | 5V 外部トリガー用TRS端子 |
消費電力 | 28 W (スタンバイ時6W) |
製品保証 | 2年間(中古品に対する保証の譲渡はできません) |
付属品
- 電源コード
- 赤外線受光部ユニット
- 赤外線受光部ユニット用ACアダプター
- 赤外線受光部ユニット接続用ケーブル
- 赤外線リモコン
製品のマニュアル
レビュー
[Phileweb] 開発者へのインタビューも収録 Bricasti Design「M1 SE」を聴く ー 現代のリファレンスたる音質を備えたDAC
「Bricasti Designの持つサウンドの優位性はM7でも感じていたが、オーディオ再生環境で多用されるDACとして改めて耳にした「M1 SE」のサウンドには衝撃を受けた。それは、これまでのUSB-DACでは聴くことのできなかった克明でリアル、しかし硬質さのない朗らかで音楽性溢れたものだった。」
「ハイレゾ音源はもちろんだが、CDクオリティ・44.1kHz音源の再生品質もとてつもなく高い。衝撃を受けた主因はここにもある。これまで聴いていたものは何だったのかという思いを持つほど、別次元のものであった。M1 SEはまさに現代の理想的なDACのひとつといえるサウンドを備えた、真なるリファレンス機といえるだろう。」